TNG First Contact/ファーストコンタクトを見た。「内政不干渉」という「艦隊の誓い」の陰に、異星人とのファーストコンタクトを成功に導くためのこんなステップがあったのね。ピカード艦長の風格があってこそ、このような任務が務まるんだろうなぁ。
相手の首相も、できた人だ。ピカードに会って、「自分たちは必ずしも宇宙一優れた種族ではない」と初めて気づいた首相が、もし娘に「お父さんの一日はどんな日だった?」と今夜聞かれたら、
「朝は宇宙の頂点にいると思っていたが、自分が合唱隊の一人にすぎないことを思い知らされて帰ってきた。それでも、きょうはいい日だった」
と答えるだろう、という辺り。また、科学技術力でははるかに及ばない相手に対しても、「信頼」とか「約束」という点では一歩もひけを取らずに渡り合っている辺り。時期尚早としてファーストコンタクトを拒むという結果にはなったんだけど、それは性急な変化についていけない人民のことを考えて、であって、首相とピカードは対等にちゃんとファーストコンタクトをしてる。
すごく、「大人」の話だった。
一つつっこませてもらうと、最後に異星人の科学者がエンタープライズへの乗船を希望して一緒に旅立つんだけど、この人、この後たしかぜんぜん話に出てこないはず。どうなってるの? そういえば、第82話Future Imperfect/悪夢のホログラムのおしまいのところでも、異星人の少年を「いっしょにおいで」って連れてきてるんだけど、その後どうなったんだろう。二人とも、次に寄った宇宙ステーションで下船して行ったのかもしれないけど。あと、ストーリーとは関係ないんだけど、一カ所ピカードが、eraという単語を、すごく長くはっきり発音したのが面白かった。
引き続き、VGR Juggernaut/憎しみはコロナの果てにを見た。ここ数回の中では、なかなかいいエピソードだったと思う。いままで、他人の星系に放射性廃棄物を捨ててくひどい人たち、というふうにしか出てきてなかったマロン人の実態が描かれていて興味深かった。TNGで、ボーグは敵だとばっかり思ってると、I, Borg/ボーグ"ナンバー・スリー"なんてエピソードが出てきてむやみに憎んでばっかもいられなくなっちゃった。このエピソードにはそこまでの力はないけれど、同じような効果をもってると思った。ヴォイジャーとの遭遇が今後のマロン人の態度になんの変化ももたらさなさそうなエンディングはちょっとものたりないけど。でも、おもしろいエピソードだった。
ただ、マロン人ともっと協力しろ、とチャコティに言われたベラナが、
「Diplomacy?ジェインウェイはなんでもそれで解決しようとする」
と言ったのには笑ってしまった。Diplomacyつまり外交(吹き替えでは「友好的」って言ってた)って言ったら、まさにさっき見たTNG First Contact/ファーストコンタクトのピカード艦長と異星人の首相のようなのを言うんじゃないの? ときどき強引だったり自分の価値観を押しつけたりしてるジェインウェイ艦長は、外交的じゃないと思う。どちらかというと、激情に駆られるベラナに近いと思う。
日記の、日付の、曜日の前に不要な半角スペースが入っていることに気づいた。う゛ー。今月の日記の分は直したけど、過去にさかのぼって修正するのは、きょうは時間がないから今度まとめてやろう。
先日、自分のウェブサイトを持っていると言ったら、
「それは、松田さんの名前で検索したら出てきますか?」
と聞かれた。そのときはわからなかったので、きょう「松田弘子」で検索をかけてみた。私のとこは、弘前劇場の台詞と、私がかろうじて出てきただけだったけど、それよりなにより、同姓同名の人がたくさんいるので驚いた。ちなみにウチのサイトは、「マチコ」で検索すればかなり確実にヒットします。
忙しい友だちから、クリスマスプレゼントが送られてきた。ありがとう。
かっこどりさんが今年主催してるミステリーキルトの、第2指令が出た。布地のカット。ざっと指令を読んだが、ちょっと複雑そう。
ミステリーキルトというのは、1つ1つ出る指令の通りに参加者それぞれが作業を進めていく、つまり、自分が作ってるものが最終的にどういう作品になるのかわからないまま具体的な指令をこなしていく、というタイプのキルトです。
使う布地を用意するにあたっても「濃い色の布」とか「薄い色の布」とかそういう指令なわけなので、赤を選ぶ人もあれば紺、深みどりなんて人もあるかもしれない。同じ指令に従ってそれぞれの人がどんなちがったキルトを作るのかなーと、それが楽しみ。
けさ2時頃に注文した書籍(のうち1冊)が、きょう夕方には宅配便ですでに届いた。は、はやい、Amazon.co.jp。
最近、本はたいていネット通販で買うんだけど、きょうは久しぶりに大きな本屋さんに行ってみた。本屋さんって、行くと2時間とか平気で経ってしまう。ハリー・ポッターやチーズの本(Who Moved My Cheese?)などよく売れるらしい本は、同じ階でもあっちにもこっちにも積んであった。小さい頃に手術の事故の後むりやり性転換させられた人の話が本になっていて、おもしろそうだったけど翻訳書は大きくて高いので、家に帰ってから原書のペーパーバックをネットで注文した。
そうそう、ハリー・ポッターは、イギリス版とアメリカ版が両方あったので、入学して最初の日のごちそうのシーンを見比べてみた。ローストビーフ、ローストチキンなどなどの料理は、おおむねイギリス版のとおりだった。ちがったのはchipsがfriesに(これは、フライドポテト、ですね)、mint humbugsがpeppermint humbugs(ミントキャンディ、らしい)になっていたことだけ、だったと思う。一瞬、アメリカ版を買って読み比べてみようかと思ったんだけど、人生の限られた時間をそれに当てたいか考えてみて、いやいやもっと他にやりたいことがある、との結論に達し、ハリー・ポッター英米比較はやらないことにした。だれかがまとめていれば読みたいけど。
昨日作り始めたバッグ、完成。三角ずらずらを、表は3列、裏は1列にして、口のところはマジックテープでとめるようにした。すごくかわいくできて、手放したくなくなったけど、元々プレゼント用に作った物。きょう、あげた。
新しく、スタトレファンの人と知り合った。というか、友だちのお兄さん。友だちのお母さんは、「この子が赤ちゃんの頃から(TOSを)見てた」と言ってた。友だちのお父さんは、「ボーグの衣装だったら(オレは)買ってもいい」と言ってた(VGRはあまり好きでないらしい)。けっこうスタトレ家族じゃないか。うらやましいなぁ。
バッグ作りにはずみがつき、黒地に色とりどりの三角形をずらずらずらっと並べたバッグを作り始めた。マチを付けるかどうか、フタを付けるかどうか、開閉はどうするか、ショルダーバッグにするか手提げにするか、まだ未定。
私は、色は、赤が好きだ。今は冬で、チャーコールグレーのコートなどを着てるので、赤いバッグなんか持って歩いている。しかし、先日赤いブレザーを買ったので、黒いバッグが欲しくなり、自分で作ることにした。
赤いバッグから型紙を起こし、生地は、むか〜しヴェストを作るといって買ってあったウールを使用。布端がほつれないので、縫い代始末をしなくてすむ。フタは、アイロン接着のマジックテープで閉じるようにした。ポケットの高さをまちがえたので浅いポケットになってしまったのがちょっと残念だけど、出来上がりにはおおむね満足。
TNG Devil's Dueを見た。やっぱ、TNGはすごいなぁ。ストーリーや、脚本、演出もいいんだろうけれど、きょうのエピソードでは、パトリック・スチュワートの演技が、とても説得力があったと思う。裁判のシーンで。私もがんばろう。
1月からまた「ザ・プラクティス」を見始めたので、きょうのTNGでピカード艦長たちが、
"Objection!(異議あり)"
"Sustained.(異議を認めます)"
とかやっているのが、わたし的にはとってもタイムリーでなんだかおもしろかった。
VGR Think Tankも見た。どうも最近のジェインウェイ艦長に私は魅力を感じない。
「私たちには艦隊の誓いという決まりがあるけど、あなたたちはどうなの?」
って、艦長、ヴォイジャーは艦隊の誓い破ってばっかいるじゃないの、どうしてそんなこと言えるのよ。最後も「どうだ、まいったか」って顔をしすぎ。ザ・プラクティスだったらさらにこの後形勢が逆転するにちがいないのに、艦長はもう安心しきっている!!
(いや、ぜんぜんちがうTVシリーズなんで、理不尽な視聴者だと思いますけどね、自分のこと)
14日の日記に書いた、ハリー・ポッターの1冊めの本のタイトルが2種類あることに関して、左利きメーリングリストで尋ねたり(脚注参照。左利きにはちょっと嬉しい記述があったので、投稿したのです)、ウチの掲示板にあれさんが書き込んでくださった情報などから、どういうことかわかってきた。
基本的には、Philosopher's Stone(賢者の石)という表現がアメリカではあまり理解されないから、アメリカ版出版の際に変えたということらしい。で、どうも、そのときに、タイトルだけじゃなく、アメリカの読者にわかりにくいイギリス的な表現やなじみのない食べ物の名前もかえたというので、私はびっくりしてしまった。大ごちそうの描写があっても、知らない料理ばっかじゃ「おいしそう、すごーい」と思えない、イギリスの読者が読んだときと受け取る感じがちがってきてしまう、という、作者と編集者の考えらしいんだけど、自分の慣れ親しんだ以外の文化に触れる、ってことも大事なんじゃないのかな。というか、物語の世界が確立されてれば、そういうことはあまり気にならないんじゃないかと思うんだけど。
アメリカはとても大きくて強い国だから、自分に馴染みのない物に慣れていないということかな。
リンドグレーン、ファージョン、ムーミンシリーズ、ナルニア、ツバメ号シリーズ、くまのパディントン、……、昔読んだこういう本には、いろんな知らない食べ物が出てきて、知らないからこそ「どんなんだろう」と想像してわくわくしたんだけどなぁ。
なんか、アメリカ版も見てみたくなっちゃった。(こうやってもう1冊、販売に貢献しちゃうんだなぁ。なんかちょっとくやしいなぁ)
脚注 ----------------
'Hmmm,' said Mr Ollivander, giving Hagrid a piercing look. 'Well, now -- Mr Potter. Let me see.' He pulled a long tape measure with silver markings out of his pocket. 'Which is your wand arm?'
(P. 94 Harry Potter and the Philosopher's Stone by J. K. Rowling, Bloomsbury Publishing Plc, 2000)
魔法の杖を買いにきてるんですね。ハリーにあう杖を決めるため、お店の人がサイズを計ろうとして、
「杖を持つのはどっちの手?」
とハリーに尋ねたわけです。ここで私はじーんと嬉しくなったのです。どうしてか? こういう場合、利き手を確認しないで
「右手を出して」
と言う人が多いからです。
きのう放映の「ザ・プラクティス」をビデオで見る。エレノア中心の回。この人はいい人だ、この人の側に共感して見よう、と思った途端に、その人についての別の面が描かれ、見ているこっちは、ぜんぜん安心して見ていられない。いつもながら、そうやって見る者をひきつけていく力がすごいなぁと感心する。
Harry Potter and the Philosopher's Stone読了。たしかにおもしろいけど、そんな大ベストセラーになるほどおもしろいかなぁ?というと、疑問。「魔法の話だからこまかいこと気にしないでよ」と言われてしまえばそれまでだけど、一つの物語世界がきっちり構築されているかというと、ちょっとその辺りが弱いと思った。
例えば、この魔法学校に来てる中には、代々魔法使いという家から来てる子と、一般人の家庭に育った子がいて、前者の一人は「バスケットって何?」とか言ってるから一般人間界のことはよく知らないみたいんだけど、じゃぁどうしてそういう子たちもロンドンの一般人の駅から学校行きの列車に乗るんだろう?とか。
最後のほうのビンの論理パズルだって、最初にどういう順番でビンが並んでるという絵とか説明とかがないから、「わかったわ、○○のビンの中身を飲めばいいのよ!」と言われても「あーそうですか」と言うしかなく、共感しにくい。あと、透明マントはどこに置いてきたのか、とか。
2冊めを購入するか、まだ迷っている。
見るともなしに、TOP COPSという番組を見ていた。これは、アメリカの警察官が実際に遭遇した事件を映像的に再現して見せるもので、きょうはなんだか殉職警官特集だった。で、聞いていると、だれだれwas survived by his wife and two childrenとか、was survived by his motherとか言っていた。「(妻とこども二人/母親)をあとに残して死んだ」ということらしかったが、surviveという動詞はそういうふうにも使うとは知らなかった。
あとで英和辞書を見てみたら、The deceased is survived by his wife and children.(故人には妻子が残された)という例文がちゃんと出ていました。なるほど。でも「故人には妻子が残された」って日本語としておかしくないか?
前を歩いていく和服の人。朱赤のきれいな上着(道行きっていうんですか? 上に着る、コートみたいなやつ)に何か銀色の模様が。よくよく見たら、「ピエール・カルダン」(アルファベットでですけど)という文字が散っている。コップとか座布団カバーに飽きたらず、ここまで手を出したか、ピエール! げげー、絶対着たくないー、と思ったけれど、どんな事情があるやもしれないし、一概にげげーとか言うのもよくないだろう、と反省。だって、おばあさんが、「○○ちゃんの好きな色だったから」って作ってくれたのかもしれない、たとえば。
スタートレック:ヴォイジャーThe Fightを見る。めずらしくチャコティ中心のエピソード。この人は、「元ボーグ」の集合意識にあやつられたり、異星人に洗脳されて戦士にしたてられちゃったり、今回も祖先が悩まされた遺伝的な疾病におびえ、またそのせいで異星人とむりやりコンタクトをとらせられるはめになり、なんだかかわいそうな話が多いなぁ。この話の中では、前髪をおろしているシーンがあったが、あの髪型は、いいなと思った。チャコティもハリーも、普段のヘアスタイル、変なんだもん。
どこの掲示板だったか、「ハッピーバレンタインデー。リーブミーアローン。」という書き込みがあった。
ハリー・ポッターはおもしろい、ぜひ読め、と友だちにすすめられ、1冊めをきのう購入して読み始めた。いま1/5くらいまで読んだところ。ところで、私が買った本のタイトルは"Harry Potter and the Philosopher's Stone"っていうんだけど、amazon.comその他を見ると、"Harry Potter and the Sorcerer's Stone"となってる。内容は同じみたい。なにがどうちがうんだろう。
終電近い電車の中で、若い人が、手に持ったコンビニ袋に顔をつっこむようにしていた。酔っぱらって吐いたらしい。
「○○線の皆さん、すいません。くさくてすいません。」
コンビニ袋から顔をあげずに、しゃべり始めた。
隣に座った友だちは、ケータイでだれかと話してる。
「カッちゃん『すいません』とか言って、みんな見て見ぬふりしてる……。」
カッちゃんがさらに、顔はあげないけど周りに向かってしゃべり続ける。
「見て見ぬふりをしないでください。」
「『見て見ぬふりをしないでください。』とか言いだしたよ。」
「○○大学一年、○○○○です。商学部です。将来は、」
「カッちゃんが『○○大学一年、○○○○です。商学部です。』って言ってるよ。」
将来は、将来はなんだ、カッちゃん?
「世界を駆けめぐる商社マンになりたいです。」
「マジ?」
「ウソです。」
その後もいろいろあったんだけど、舞台で見たいようなおもしろさだった。
スーパーにて、エンドウ豆発見。鹿児島産とか書いてある。豆ご飯を炊く。おいしい!
私の豆ご飯の作り方は、以下のとおり。
- エンドウ豆をさやから出し、カップで量を量る
- 豆の量の2〜3倍の米をとぐ
- ナベなり炊飯器なりに米を入れて、日本酒をちょっと(米2合だったら、大さじ1〜2くらい)入れてから水を足して白米を炊くときの水加減にする。塩を1つまみ入れる
- その上に豆を入れて、ぐるっと混ぜる
- 白米同様に炊く
朝8時半、ドアチャイムで目覚める。
飛ぶ劇場の『ジ・エンド・オブ・エイジア』を見に行く日。7時か7時半開演と思い込んでいて、3時過ぎに確認したら、5時開演だった!ウチからシアタートラムに行くにはざっと3通りの行き方があって、いちばん好きなのはたくさん歩いて1本だけ電車に乗る行き方なんだけど、それではとても間に合いそうもないので、いちばん早い経路で行くことにした。いや、行くのに2時間かかるわけじゃなくて、そのときいろんなことをやりかけてたりしたので、全部済ませてから出掛けるとすると……、ということです。
とぶげきは、おもしろかった。まじめで丁寧な印象。一つの世界が構築されていて、飽きることなく見られた。ゴワザーム語というだれも知らない言語を使うのはうまいと思った。聞いてて、発音とかうまいのかへたなのかわかんないんだもん。とぶげきは、前にもたしか架空の方言を使った作品があったんじゃなかったっけ。
爪を切ろうとしたとたんに、あーきょうはビデオの返却日だったと気づき、あわててビデオ屋に行って帰ってきたら爪切りがどこにも見つからない。
きのう書いたスタートレックのメーリングリストに、名古屋の人登場。なんかすごいなー、インターネット。だって、私がもしかして「英語圏以外の人って、吹き替えで見てるんですか、それとも字幕?」とかきいたら、スウェーデンやアルゼンチンやいろんなとこから返事が来るかもしれないんですよ。すごい楽しいじゃないですか、それって。
お腹の調子がちょっと悪かった(もう回復)ので、オートミールなど買ってきた(お粥作るより手軽です)。普通オートミールというと牛乳と砂糖をかけて食べるのですが、お粥感覚なので、鳥そぼろ、ほうれん草、すりごまなどを混ぜてみた。卵を落とすのもけっこういけます。
「もう回復」って、変換ミスして「もう開腹」とかなっちゃったらおおごとだなぁ。いや、変換の間違いだとすぐわかるでしょうけど、なんかいろいろ想像しちゃったりして楽しそう。漢字変換でいままでいちばん笑ったのは、すごい昔の、ディスプレイが6行くらいしかなかったときのワープロで「豊島区池袋」と入力しようとして「年増食い気袋」と変換されたとき。なんか、人格さえ感じました。
主観的には片づけてるのに、どうも散らかってきてるのはどうしてだろう。
少し前にスタートレックファンのメーリングリストに入ったんだけど、サーバーの調子が悪いとかなんとかで投稿のない日が続いていた。それがきょうから急にじゃんじゃん投稿があるようになって、アメリカだけでなく、アルゼンチン、フィンランド、スウェーデン、ドイツ、パキスタンなどからメールが入ってきた。地球のいろんなところにファンがいるんだなぁ、と嬉しくなった。アルゼンチンの人は、「クイズ番組で『スタートレックの医者の名前は?』という問題が出て、『ドクター・スポック』と答えた回答者が正解になった、なんともはや」と嘆いていた。スウェーデンでは、ヴォイジャーはいま第4シーズンらしい。
調べものをしていて、ゴジラの映画のデータベースを見つけた。画像に「らもひ ぎずご ゴツラ」って書いてあるんだけど、なんだろう、これ。「ゴツラ」は、「ゴジラ」のつもりとしても、他の2つがわからない。何か元になってるヤツの、上下・左右とかまちがえてうつしたんだろうか。横書きになってるのを縦書きにした時点でなにかおかしくなったとか…。
「ザ・プラクティス」を見た。ヘレンもボビーも安楽死には個人的につらい思い出がある、というのはわかるけれど、法廷で感情的すぎるんじゃないかと思った。he(依頼人は)と言うべきところをI(私は)と言ってしまうなんて、ありかなぁ?現実ではそういうこともあるかもしれないけれど、あの場面は少しリアルさに欠けているように感じた。
たぶん、先週の話が何も今週に続いていないし今週の話もこれで終わりっぽい雰囲気があるから、それで、「なんだよー、人生のドラマチックなとこばっか見せるなよー。都合よすぎるよー」と思ったんだと思う。ボビーのお父さんが出てくるのも、とってつけたようだし。とはいえ、あいからわずどんどんひきこまれる。ヘレンとエレノアの夕食シーンがおもしろかった。私って単純だなぁと思ったけれど、ボビーの最終弁論を聞いた時点では、もう無罪だとしか思えないし、次にヘレンのを聞くと、たしかに歯止めがきかなくなったら困るなー、殺人は殺人ってことにしとかないとね、と思ってしまう。まぁ、だから、両方の意見を聞いてから判断することが大切、ということがわかるんだけど。
いきなり「第何シーズン第何話」とか書けるようになったのは、エピソードガイドの載っているウェブサイトを発見したから。リンクをたどっていくと、台詞を文字に起こしてる(CCから作った、と書いてあるところもあった)サイトもいくつかあるようだ。先週放映の分でどうしても聞き取れなかった、ラスト近くの判事の台詞もエピソードガイドに載ってた。
スタートレック・ヴォイジャー「Course: Oblivion(崩壊空間の恐怖)」も見た。TNGが哲学的・紳士的なのに比べ、VGRはときどきカーク船長の時代のスタートレックみたいにハチャメチャになることがある(TOSはまだあまり見てないのに、こういうこと言ってます、私)。冒険活劇っていうか。素っ頓狂な前提をいきなりどーんと出してきて、1話かぎりで終わらせちゃう。このエピソードも、すごい。いやぁー、強引だなぁー(これは誉め言葉)。
第4シーズンのデーモン惑星の生命体が、ヴォイジャーのクルーをコピーして知覚をもつ生命体になった後、自分たちをホントの艦隊士官と勘違いして、地球をめざしちゃった、という話。かなり早い段階で、「自分たちは一人残らず複製だ」という結論に達して、そこから右往左往していくという展開が、おもしろかった。ジェインウェイがチャコティに「きょうは週に1度いっしょに夕食をとる日でしょ」って言った(日本語では、習慣なのかきょうだけなのかわからないようになってて残念)とき、あら、そんな設定あったっけ、と思ったんだけど、この人たち、先週まで私が見てたクルーとちがう人たちだったのねー、やられたわー、という感じです。宇宙鑑全体からホロエミッター(29世紀のテクノロジーなのに!)までぜ〜んぶ複製しちゃったというちょっと乱暴な話なんだけど、まぁいいか、おもしろかったし。後半の、弱気な艦長も悲しくてよかった。
分子結合が崩壊して顔とか溶けてきちゃうメークがちゃっちかったのが残念だ。もっとちゃんとなってたらよかったなぁ。
こういうホームページはどうも好きじゃない(内容は、おいといて)っていうの、ある。好きじゃないっていうか、苦手っていうか。
私の場合、まずは「動画」。動物なんかがえんえんと走り過ぎていくのとか。車酔いしやすいたちなので、なんだか目がまわってくる。明滅する系も落ち着かない。
「音楽」も苦手。ブラウザの設定で変えれるのかもしれないけど、初めて行ったウェブページで「プラグインを読み込んでいます」となって停止もできなくて待たされて、その結果音楽がばーんってかかると、もういやになる。トップページに戻るたびにそれが繰り返されると、そうとう内容に興味のあるサイトじゃなかったら、まずもう二度と行かないでしょう、私は。
画像の重いのも、きらいなほうだ。特に、パンフレットみたいにきれいにするためだけに画像が使われているようなの。重くても、キルトの写真とかなにかそういう意味のあるもの(情報)が出てくるんだったらまだいいけど。
あと、画面が黒いのもあまり好きじゃない。バックが黒だとどうも見にくい。文字の色がちかちかする。でも、スタートレック関係のサイトは、黒バック多いんですよね。宇宙だから。
スタートレックといえば、ピカード艦長役のパトリック・スチュワートのファンのウェブサイトの、ニュースのページに、2月末から4月アタマまでスチュワートがミネアポリスの舞台に出演する、という情報があった。「バージニア・ウルフなんかこわくない」のジョージ役とのこと。もう知ってるかもしれないけど、いまミネアポリスに住んでいる友に知らせた。
あれ、この演目って、以前見たことある気がする…。博品館劇場かどこかで。商業演劇っぽいプロダクションで。20年くらい前に。ぼんやり思い出せるのは、酔っぱらった女の人が歌を歌ってたことくらい。なんで見にいったんだろう。日下武史(当時たいへんにファンだった)が出てたのかな??他の芝居とカンチガイしてるのかな、それとも。
スタートレックのパロディ映画と言われる「ギャラクシークエスト」を見に行った。
過去の人気TVシリーズ「ギャラクシークエスト」の主要キャストが、番組を史実だとカンチガイした異星人に担ぎ出されて宇宙で大活劇を繰り広げる、というストーリー。
どう見てもスタートレックのパロディなんだけど、ちょっとずつ用語をちがえてあったりした(転送がenergizeではなくdigitize、シールドがshieldではなくarmor、あと英語は覚えてないけど、ブリッジ、レプリケータ、コミュニケータも、たしかちがう名前だった)。でも字幕がおおむねスタトレ用語に準じていたのが、なんだかおもしろかったな。
話の運びは、時に強引というかあまりにもご都合主義だし、先の読めちゃう部分もあったけれど、成功のカギとなったのは、純真といえば純真、強気といえば強気な、異星人たちの設定ではないかと思う。あなたたちの番組を見て、そのとおりに宇宙船を作りました、ご一緒できて感激ですなんてことを言われた日にゃ、もう協力するしかないでしょう、てなもんです。とにかくもう、泣いたり笑ったりびっくりして声をあげたりして、見てた。
見終わった直後にふと思ったのは、
「TVシリーズが終わって18年たってるという設定だけど、だれも体重増えてないぞ。これはすごい!」
ということ。いや、本筋からは外れるんですけど。TOSのカークもウラもチャーリー(スコッティ)もジェニー(ジャニス)も、昔の面影ないもんね。主にTNGから見始めた私としては、TOSのキャストはだいたいまず映画版で知ったので、なんかみんな中年で太ってるなぁ、という印象を受けたものだ。
調べものをしていてみつけたんだけど、水戸芸術館のアートタワーを作ってみる数学の授業の報告が面白かった。
「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」を見る。ヒラー判事(私のお気に入りです)が、「倫理的にはこうだけど、法律的にはこうだ、不用意に先例を作ることはできない」と言って下した判断の重さ!以前、令状なしの捜査で見つかった証拠を退けたときもこういう感じだったな。ボビーが陪審員の様子をまちがって解釈して、無罪判決が出るはずだった依頼人を、司法取引で有罪にしてしまうくだりも、圧巻だった。二転三転だ。あの依頼人が殺人を犯したのか犯さなかったのか、ここまで見てきた観客にはもうわからなくなるようにしてあるところがうまいと思った。
2月1日に引き続き、きょうも日舞のお稽古に。「梅は咲いたか」は、2番の終わりまで。お扇子を持った右手の動きで、見てもやっても理解できないところが1カ所ある。やってるうちにわかってくるかな、と思って、なんとな〜くやっている。
2月2日は、TNGのデータ少佐役、ブレント・スパイナーさんの誕生日だそうだ。52歳……、アンドロイドは歳、とらないはずなんだけどなぁ。
STAR TREK FAN'S PAGE!! 長寿と繁栄を!というサイトに、スタートレックを題材とした川柳が掲載されていて、私にはすごくおもしろかった。私はいわゆるオヤジギャグとかだじゃれとかが、実はけっこう好きで、それと似たノリかもしれない。でも、笑えてきてしまうぅ。
「スタートレック:ボイジャー」自由は愛をも越えて(第111話)は、きのう放映時に日本語で見て、またまた艦長が頑固な保護者みたいで、あまり好きになれなかった。ところがところが、きょう英語で見直してみたら、泣ける話で驚いた。特に、ラスト近くの作戦室でのシーンは、すごく切なくて、いいシーンだった。キムも、艦長も。
で、も一度日本語で聞いてみて、また驚いた。ぜんぜん感じがちがう!!台詞の内容も、声の調子(これは、演出、ということになるのかな?)も、日本語と英語でずいぶんちがってる。どうしてこんなに?
「たしかになんか身体の中で分泌されて、気分も悪くなるし、恋っていうのは病気かもしれない。でも、恋は恋なんだ。そんな二人を引き離すなんて、艦長のしてることは正しくない。あなたは恋をして、切ない思いをしたことがないんですか」
というようなことをキムが言ったあとの台詞をここに記してみる。まず日本語。
艦長: | 仮にあなたが正しいとしましょう。わたしだって恋心をいだいたことぐらいある。それはとても大事な気持ちだわ。でも現実を見て。あなたはタルを失う。わかってるでしょ。ドクターから薬をもらえば、その痛みも少しはやわらぐから。 |
---|---|
キム: | 艦長がもしぼくだったら、愛する人との別れがせまり、別れの痛みを感じないようするために、その人を忘れる注射を受けろと言われたら、艦長は受けますか? |
「私だって恋したことくらいある」「ぼくの立場になってみてください」という、わりと一般論だ。
次、英語版。なぜだかクローズドキャプションが入ってなくて、耳で聞き取って書いたので、まちがってるところがあったら私のせいです。
Janeway: | For the sake of argument, let's say you're right. Your feelings for Tal are no different from mine for, what, the man I was engaged to marry. Well, I lost him. And you're going to lose Tal. You know that. What the doctor is offering you is a way to ease the pain. |
---|---|
Kim: | That man you were going to marry -- if you could have just taken a hypo spray to make yourself stop loving him so that it didn't hurt so much when you're away from him, would you have done that? |
訳します。
「あなたの言うように、タルに対するあなたの気持ちは、あのときわたしが…、婚約者に対してもってた気持ちと同じかもしれない。でも、わたしは彼を失った。あなただって、タルと別れなきゃいけないことはわかってるはず。ドクターは別れの痛みをやわらげてくれようとしてるのよ。」
「艦長、その婚約者のことですが、別れてもつらくないように、その人を好きな気持ちをなくしてしまえるとしたら、そんなハイポスプレーがもしそのときあったとしたら、お使いになりましたか。」
ね、ぜんぜんちがうでしょ。一般論じゃないでしょ。艦長は具体的にマークと別れた経験のことを話してるし、ハリーもその経験にのっとって話を進めてる。
言い方もずいぶんちがう。日本語のジェインウェイ艦長は、張りのあるしっかりした声でよどみない。英語では、2カ所私が強調表示にしておいたけど、1つめのwhatで言いよどみ、2つめの「ドクター」の「ター」のところから声がうわずっちゃってる。同じ表情の画面にちがう音声が付くことによって、これほど印象がちがってくるとは、ほんとうにびっくりした。