つれづれなる日々

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2006年10月の日々

年齢不詳の女(キミコ)


10/31/2006(火)

歯医者に行って、帰りにアメリカの友へのクリスマスプレゼントを探した。和風のカレンダーと便箋、絵葉書。プレゼント包装してもらいながら、店員さんと最近の国際郵便事情などを話す。ハガキ大のミニキルト(アップリケと刺繍で、絵手紙のようになっている)も買いたかったけれど、4,200円払う気にはならなくて、買わなかった。あの手仕事にそれだけの価値がないというのじゃないけれど、あれをもし私がだれかからもらっても、嬉しいは嬉しいだろうけど、4,200円分も嬉しくはないと思う。


10/30/2006(月)

折り紙の「バラのつぼみ」は萼(がく)のところが紙の裏が出るので、小さい緑色の紙をそこにあてて、萼が緑になるようにしてみた。全体の抽象性が下がるせいか、急に安っぽくなってしまった。考えものだ。

1カ月のヨーロッパツアー(仕事です)から、いえの人が帰ってきた。家の中に、自分以外に動いたりしゃべったりする人がいるのが、久しぶり。いいもんだね。

ヘイミッシュ・マクベス・ミステリーを読んでいたら、cloaked womanというのが出てきて、マントを着た女なわけだけど、もしかしてロミュラン船などの遮蔽装置もこれと同じ単語では?と思い、調べてみたらやっぱり同じだった。名詞cloakは、マントとか「覆い隠すもの」。他動詞で、外套を着せる、覆い隠す。そして、WikipediaにCloaking deviceの項があることも知った。


10/29/2006(日)
注意:東京デスロック『再生』のネタバレがあります。

東京デスロック『再生』を見る。映像カッコイイ。音大きい。暗い。宴会っぽいけど微妙にお芝居くさい。というのが冒頭の感想。これからどう展開するんだろう?という興味でしばらく見ていると、どうやら観客を完全に置いてきぼりにした(わざと舞台上で閉じている感じ。いつまで見ていても舞台上にいる人たちがどういう人なのか、そこで何をしているのか、といった情報が増えない)この宴会はずっとこのまま続くらしいということがわかってきて、そうすると客席でただずっと見ていることが楽しくなってきて、なんだかニコニコしながら見続けていた。舞台上でほぼ同じ段取りでほぼ同じ時間が3巡するのを見ながら、「俳優の地獄がもしあったとしたら、それはこんななのかも」などということもぼんやり考えていた。しかし、次になにが起こるのかわかって見ていても楽しいというのはどういうことなんだろう。私が俳優で、同じことを繰り返すことに慣れているということも、関係あるんだろうか。

そして事務所に行って校正をする。英文作成を担当した、冬のサミットのチラシ。気がつくと4時間経っていて、ペンを持った手の手首が痛かった。学生時代に編集の人に前回はこことここを見落としていたとか注意されながら通信教育教材の校正のバイトをしていたときのことなどを思い出した。


10/28/2006(土)

川崎ローズに挑戦するも「花弁増し」の次からがさっぱりわからない。バラが折れるようになるための準備として紹介されている「バラのつぼみ」をいくつも折る。初心にかえって「福山ローズ」も折る。さて、また川崎ローズに挑戦だ。


10/27/2006(金)

ミステリ・チャンネルでの『バーナビー警部』の放映は、終わっちゃったみたい。やっと魅力がわかってきたところだったので、残念だ。

先日注文した川崎敏和著『バラと折り紙と数学と』が宅配便で届く。後ろのほうの、折り鶴の論文を読んでみたが、途中でわからなくなってしまった。バラと折り紙と数学のうち、私がいま興味があるのは(折り紙の)バラだけだからなぁ。

友の開いたダンスワークショップに参加(10/13のとは、また別)。2時間半と短い時間だったけど、身体の力が抜けて血行がよくなった感じがした。それと、「床に両手をついて、逆立ちをするかのように脚を蹴り上げる」というようなシンプルな動きでも、タイミングとか前後関係とかでなんだかずいぶんかっこよくなって、「ダンスした!」という充実感が味わえてよかった。カッコイイてのは大事なことだ。終了直後から尻筋や背筋が筋肉痛。


10/26/2006(木)

こないだ注文したヘイミッシュ・マクベス・ミステリー3冊、きょう宅配便で届く。このシリーズ、いまだに事件がどの順番で起こったのか私はよくわかっていない。「ヘイミッシュが殺人事件を解決する→上司に手柄を横取りされて出世しない」というパターンは決まってるから、時系列とかまぁあまり関係ないんだけど。

書店に行った。あちこちの棚や平積みの本や、見ても興味が持てないのは、コンタクトをしていると最近小さい文字がぼやけてよく見えないから。老眼です、老眼。書店は元来大好きな場所なのに、よく見えないからおもしろくなくて、イライラ。ふと見ると老眼鏡を売ってるじゃありませんか。試しに一番弱いのをかけてみたら、なかなかよく見えるので、1つ買っちゃった。千円だし。ホントに近いとこしかよく見えないけどね。コンタクトして外出したとき用に、持っとこう。夜、友と行ったイタリアンレストラン(照明暗め)でメニュー読むのにさっそく役立った。


10/25/2006(水)

わし、まちがっとった! バラですけど。最後の最後のところで、開くべきところを開いてなかった! 説明に「(1)(2)(3)の部分をカールする」というふうに書いてあったのを、(1)(2)(3)それぞれが1枚の花弁なんだと思っていた。ウェブ上でいろんな人の折ったバラを見てるとどうも自分のとちがうので、説明のページの写真をもっかいよくよく見てみたら、(2)と(3)は同じ花弁の右側と左側だったよ。そしていままでの1/4の大きさ、つまり1辺7.5センチの紙でも折ってみた。難なく成功。これで福山ローズは全部わかった。しかし、この元であるらしい川崎ローズおよびその作者川崎敏和に対する興味がふくらんできた。ので著書を読んでみることにした。到着が待ち遠しい。

パトリック・スチュワートの一人芝居「クリスマス・キャロル」のCDを聞く。落ちついた朗読みたいなのを想像していたら、ぜんぜんちがってた。意地悪爺さんも寄付のお願いにくる紳士も気弱な事務員も小さな子供もお母さんも教会の鐘も、とにかくパトリック・スチュワートが全部のキャラクターを演じていて、ノンゲイトシアターみたいだった。歌もうたっていたよ。

スーパーで、北海道フェアをやっていた。帯広の友を思って「三方六」を買い、苫小牧の友を思って「よいとまけ」を買う。どっちもお菓子。


10/24/2006(火)

バラの呪いがとけてきたようだ。でも、いままで15センチ四方の紙で折ってたんだけど、もう少し小さいサイズの折り紙があったら、試してはみたい。きょうスーパーで見かけた紙は7.5センチ角で、あれだとさすがにちょっと小さすぎるし、千羽鶴用のすごいたくさん入っているパッケージだったので、やめておいた。

カボチャのスープを作った。ベーコン、タマネギを炒めて、あと打ち豆も戻して入れた。滋養のありそうな味にできあがったよ。

2日ぶりに外に出る。寒くなってきたんだねぇ。首元に、春にスロベニアで買ってきたスカーフを。一枚であったかさが断然ちがう。ふと鏡に映った私は、茶髪とメガネとマフラーで、冬ソナみたいだったよ。髪の伸び具合が絶妙。


10/23/2006(月)

折りバラ、完全に掌握した。と思う。もうわかったから折りたくないのに、つい折ってしまう。とりつかれたかのようだ。

『バーナビー警部』を見ていたら、「だれだれはこの村でout of wedlockに生まれた」と言ってるとこの字幕が、「この村のウェドロックで生まれた」というふうな具合になっていた。地名みたいに。それで思い出したんだけど、こないだ『エンタープライズ』を見ていたら、フロックスが「その艦のドクターはinexperiencedだ」と言っているのに字幕が、「経験はある」となっていたのよね。

これ2つとも、台詞を聞き取れなくて翻訳がまちがっているんだけど、ということはつまり、ドラマの字幕翻訳をする人って、英語の台本を見ながらじゃなく、台詞を耳で聞いて文字に起こしてそれを日本語に翻訳してるってことですか?(ちなみに英語の意味は、「未婚の母から生まれた」「経験不足だ」)。


10/22/2006(日)
注意:TNG Symbiosis/禁断の秘薬のネタバレがあります。

TNG Symbiosis/禁断の秘薬 (1, 22)を見る。以前見たときには特に強い印象を持たなかったけれど、こんなにすばらしいエピソードだったとは。だまされ搾取される人たちを助けたい。搾取している人たちを黙って見ていられない。でもPrime Directive(第一種優先事項/内政不干渉/艦隊の誓い)があるから直接的な行動に出られない。さてどうするか――という話。自分の正義を他人に押しつけない。しかし、許される範囲でもっとも自分の正義にかなった解決方法を考え出す。さすがTNG、さすがピカード艦長。

折りバラ、だいぶわかってきた。折り目の数を減らした、自分なりの楽なやりかたができるようになってきた。谷折りと山折りのたくさんの折り目だったものがあるときワシッと立体的にバラの形をとる一瞬がステキなんだけど(なぜかそこになかなかたどり着けないときがあって苦戦してた)、その瞬間を通らなくても最終形に行き着けることもわかってきた。


10/21/2006(土)
注意:映画『このすばらしきせかい』(監督・沖田修一)のネタバレがあります。

折りバラ作りがとまらない。ついつい折ってしまう。それで待ち合わせに遅れそうになるって、いくらなんでも折りすぎ。

待ち合わせて、ご飯を食べて、それからこのすばらしきせかいを見に行った。沖田修一監督初の長編映画。1時間と少しの作品で、男子高校生の家に叔父さんがやってきてやがて出ていくまでを描いている。高校生は、最近学校に行っていない。そこに叔父さんが転がり込んでくる。この二人がメインで、あと、家族(両親と姉)と同級生が出てくる。始まるべきところからきちんと始まって、終わるべきところできちんと終わっている。しかもハッピーエンド。でもだから陳腐でつまらないかというと、まったくぜんぜんそんなことはない。あの叔父さん、あの高校生、あの家族、あの友だちの、世界にたった一つの物語が展開していっていた。でも、人生ってそういうもんだよね、考えてみると。人間、何万人、何億人って生まれては死んでいってるわけだけど、その一人一人の人生がそれぞれ、こういうふうにしみじみとドラマなんだよね。うん。また見たいです、この映画。


10/20/2006(金)

昼、田上パル『報われません、勝つまでは』観劇。まちがえて1時間早く行っちゃった。はじめて見ました、田上パル。アクションシーンがよかった。夜、明日図鑑『砂の王国』観劇。なんだか知り合いの人にたくさん会った。

いただき物の「むらさき芋」というの(ジャガイモ)をゆでて、皮をむいてみたら、見事な紫でビックリした。それも、赤紫じゃなくて、うすいけど青紫なんだよ。『東京ノート』でナスのきらいな妹が、「人間、紫色の食べ物なんて食べないよ」みたいなことを言うんだけど、まさにこれこそ、紫色の食べ物だ。味は、さらりとおいしかった。

「オレンジページ」に載っていた折り紙のバラを作ってみようと色紙(いろがみ)を買ってきた。作ってみたけど物足りない。こうなったら、以前どなたかに「こういうのがありますよ」と教えてもらった福山ローズに挑戦だ! 1回途中までで挫折して、もう1度最初からやってみたら……できた、できました!! 説明がひじょうに丁寧なので、注意深くこのとおりにやっていけば、折れるよ。私は動画が表示できなかったけど、それでも折れた。ただ説明があまりにステップバイステップすぎるので、覚えるためには、自分の中で「この手順は、なんのためか」「この部分が完成形のどこになるのか」ということを考えて手順の全体を頭の中で構築するようにしたほうがいいように思った。


10/19/2006(木)
注意:TNGの以下の各エピソードの内容に触れています。
Disaster/エンタープライズ・パニック
11001001/盗まれたエンタープライズ
Too Short a Season/大いなる償い
When the Bough Breaks/死に急ぐ惑星アルデア
Home Soil/神に似た人々
Heart of Glory/さまよえるクリンゴン戦士

TVでいま「新スタートレック」第5シーズンが放映中だ。Disaster/エンタープライズ・パニック 5 (105)を見ていて、「宇宙大作戦」(カーク船長のスタートレック。最近DVDで見ている)はたしかに面白いし1960年代にこれをやっていた先進性はとてつもなくすばらしいけど私はやっぱり「新スタートレック」がいちばん好きだなぁと再認識した。

Disaster/エンタープライズ・パニックは、なにかにぶつかった衝撃でエンタープライズ内部が分断され、それぞれの場所に閉じこめられたクルーたちがどういう行動をとるかというのを追ったエピソード。バーラウンジのケイコとウォーフ、3人の子供と一緒にターボリフトに閉じこめられたピカード、貨物室のジョーディとビバリー、ブリッジのトロイ、オブライエン、ロー、そしてバーラウンジを出て機関室をめざすデータとライカー。すごいよねー。レギュラー陣総出演で、みんなに見せ場がある。私が特に好きなのは、恐怖に泣きわめく子供を落ちつかせるためにピカード(子供嫌いという設定になっている)が「歌を歌おう!」と提案し、3人の子供とピカードが歌いながら梯子をのぼっていくシーンと、ウォーフとケイコの出産シーン。歌のシーンは、3コーラス分くらいとにかく延々と歌が続く(歌詞は同じものの繰り返し)のが好き。出産シーンは、コンピュータシミュレーションで学んだだけのウォーフといままさに赤ちゃんが生まれようとしているケイコのやりとりがおもしろい。やっぱあれだね、第5シーズンともなると、演じるほうも書くほうも、キャラクターを熟知してるから、危な気がないし、どんどん掘り下げてもいけるんだろうね。

などと思ったのは、でも、その後第1シーズンのエピソードをいくつか見た後での感想。

TNGの初期のシーズンは、私は実は未見のエピソードが多い。一部だけ見たとか、エピソードガイドで内容は知っているとか、そういうやつ。たとえば、11001001/盗まれたエンタープライズ (1, 15)。ミニュエットが初めて登場するエピソードだということは知っていたけど、今回はじめてちゃんと見た。第1シーズンなのにぎくしゃくしたところがなく、ミニュエットとライカー、ピカード3人の会話も、おしゃれなだけじゃなく艦長、副長のキャラクターにもよくあっていて、よかった。

ところが、続けて見たToo Short a Season/大いなる償い (1, 16)は、思いのほかぎくしゃくしていた。俳優が何度か、「ここに立てと言われたからそこに行って立った」というような動きをしている。ゲスト俳優(おばあさん)が、うまそうだけど自分勝手にしゃべってる感じがする。監督とか脚本によってちがうのかしらね。ストーリーもなぁ、過去のあやまち(交渉で和平に導くのではなく、両サイドに武器を供給した)を償うため命を賭けて交渉に臨むったって、ジェイムソン提督はただ若返って苦痛にうめいてただけじゃん、と思ってしまう。せめてあの老けメイクがもうちょっとウソっぽくなければなぁ。

ここでやめられないって感じで、どんどん見てしまった。次はWhen the Bough Breaks/死に急ぐ惑星アルデア (1, 17)。これは以前見た記憶があるけど、「子供が生まれなくなった星の住人が、エンタープライズの子供たちをさらう」というおおまかなストーリーしか覚えていなかった。地球人は例外的に子供に対する愛着が強い、って言ってたのが面白かった。子供をさらうなんてひどすぎる!というのではなく、私たちの文化はこうなんです、と説明し説得していく(相手が圧倒的に有利なので交渉はうまくいかないんだけれども)。スタートレックの、こういうところが好きだ。

続いて、Home Soil/神に似た人々 (1, 18)。生命体がいないから開拓して人の住める環境にしようってがんばってやってたんだけど、実はこの星には元々生命体がいて、「開拓」で命が脅かされて反撃してくる――という話。その生命体がCGでもなんでもなくて「ガラスドームの中で光が点滅してるだけ」というのが時代を感じさせるが、そんなシンプルな「生命体」をピカードはじめクルーがみんなものすごくまじめな顔をしてのぞきこんでいるシーンが結構長くて興味深かった。Prime Directive(「艦隊の誓い」と訳されている。他の惑星の文明や政治に干渉してはいけない、という規則)物はやっぱりどれもいいね。ただ、「命はみな美しい」というトロイの台詞は、ちょっと浮いていたように思った。

もう1本。Heart of Glory/さまよえるクリンゴン戦士 (1, 20)は、人間の中で育ったウォーフ(クリンゴン人)が、はじめて(たぶん)自分以外のクリンゴン人と接する話。「エンタープライズ」(アーチャー船長のスタートレック)でフォレスト提督を演じているヴォーン・アームストロングという俳優が他の役もいろいろやってるということは聞いてたけど、このはみ出しクリンゴン人コレスもヴォーンさんだったのねぇ。ウォーフの生い立ちとか、クリンゴン社会の性質とか、初期の頃はこういう設定だったのかというのがわかったのも、コアなファンの私には嬉しかったです。


10/18/2006(水)

なんか、睡眠時間が長すぎる気がする。今朝は11時に寝て、17時に起きて、22時に寝て、24時に起きて、たぶん寝るのは午前10時くらいかな。あぁ、こうやって書き出してみると、8時間だからすごい寝過ぎってわけでもないのね。最近だいたいこのパターンで定着してきちゃってるのが問題といえば問題。でも、いつも言ってるけど、稽古が始まって毎日外に出掛けていくようになればなおるんで、10月いっぱいはこんな変なのでも、別にかまわないけどね。


10/17/2006(火)

病院が舞台のTVドラマ「ハウス」を見てたら、「彼がそのような結論に達するということを、あなたはどうしてわかったのか?」ということを聞かれて、ハウス(人の名前です)が、Two plus two equals four.と答えていた。当然だ、みたいな意味の字幕が付いてたと思う。ゆうべ見たTOSの「殺人鬼コドス」でも同じ言い回しが出てきてた。予測のつく事態についてなんら対策を講じようとしない船長に対して、スポックが、「船長、地球を遠く離れた宇宙でも、2たす2は4です。次はあなたの命が狙われるでしょう。なぜ死を招くようなまねをするのですか」って。「どう考えてもそうでしょ」的な意味だな、やっぱり。


10/16/2006(月)

きのう買った『うつうつひでお日記』読了。なんだか、励まされた。

英語の仕事(アニメの字幕)の最後の1本が出来上がり、納品した。さぁ、掃除でもしよう。


10/15/2006(日)

THE SHAMPOO HAT『津田沼』を見に行く。最近のシャンプーは、もがいている。ずっと何かを模索している。


10/14/2006(土)

ゆうべはワークショップでくたくたでねむねむだったので、これでぐっすり眠って昼夜逆転一発解決!と思ったんだけど、帰りの電車でうとうとしたのがまずかったのか、2時間眠っただけで目が醒めてしまい、午前3時からの『バーナビー警部』を見てしまう。あーあ。

結局、昼夜逆転、直らず。


10/13/2006(金)

友人の開いたダンスワークショップに参加。身体を動かすのは気持ちがいいね。そして、見ている人のいる前で踊るのがイヤじゃない自分を発見。参加者はみんな知ってる人たちだったけど、あぁこの人はこういう人なのか、という発見がいろいろあって面白かった。そう思うと、怖くもあるね。だって、みんなわかっちゃうんだから。見てる人に。

帰りに、イタリアンレストランでみんなでご飯を食べた。新しくできたお店。パスタもデザートもおいしかった。


10/12/2006(木)

演劇を見にいったんだけど、初めて見た劇団なんだけど、なんかイメージとちがって、うまく入っていけなかった。なんだろう、この「イメージとちが」うってのは。だって初めて見たのにね。周りの人たちから聞いていた感じとか、作・演出の人(最近知り合った)とはなしたときに自分が感じたこととか、まぁそういうことだと思うけれども。この劇団とは、ちょっと残念な出会いになっちゃった、そんな気がする。でも次の公演も見に行くと思います。


10/11/2006(水)

久しぶりに家の近くの生協に行く。最近は駅のスーパーばっか行ってたから、生協のどこになにがあるのかわかんなくなっちゃってて、手間取った。野菜とかキノコとか、自分で加工しないと食べられない食材をおもに買った。最近コンビニやスーパーの出来合いのもの中心の食生活で、そのせいか肌荒れしてきちゃったので、さすがにちょっとまずいだろうと。あと、化粧品や小物を「まとめて500円」というパックの中に左手用の眉毛切りのハサミが入っていたので、買っちゃった。すでに持ってはいるんだけれど。

「エンタープライズ」第3シーズンのDVD。7枚組の6枚めだからまだシーズン最終話じゃないと思い込んで気軽に見たら、うわー終わっちゃった。そしてものすごく続きが見たい。でも、第4シーズンはいえの人が旅公演に持っていってるので、11月になるまで見れない……。アメリカの視聴者は次のシーズンまで半年待ったんだから、私もガマンしよう……。

おもしろく引き込まれて見たは見たんだけど、第3シーズン後半はもうぜんぜんこれロッデンベリーの世界とちがうね。ピカード艦長の「新スタートレック」見た子供が宇宙飛行士になりたいとか国連で働きたいとか思うとしたら、これ見た子は軍隊に入りたいとか思うんじゃないかしら。


10/10/2006(火)

ミステリチャンネルで『バーナビー警部』を見る。おもしろいけど、同じ人物だと思っていた人が実はちがう人だと途中で判明したりして(トリックとかじゃなく、私が登場人物の顔の区別がつかないってこと)、なかなかストーリーを追うのがむずかしい。みんなその辺にいそうな顔なんだもん。アメリカのドラマに比べて、現実的といえば現実的なのかもしれない。アメリカのは、人物の容姿がかっこよすぎるよ、おおむねみんな。アメリカに行ってみれば、太った人もかっこよくない人もたくさんいるのにね。ところで今回たぶん初めて字幕放送で見たけど、バーナビー警部ってあんな高い声だったのね。

エンタープライズも2本ほど見た。第3シーズン後半。どんどん話が暗く殺伐としてきている。地球の存亡をかけた戦いでせっぱつまっているからしかたないけれど、22世紀も人類はまだこんな葛藤を続けないといけないんだね。早く24世紀が来ればいいのに。

TVばっか見てるみたいだけど、こう見えて仕事もしてます。映画の翻訳のヤツは終わりに近づいてきた。


10/09/2006(月・祝)

高校演劇のバラシをしに、アゴラへ。きのうもきょうも、アゴラに若い人たちがあふれている。

ところで、私はきょう、照明カラーフィルターの仕分けシステムをやっと理解した。いままでぜんぜんわかってなかったよ。

フィルターには、「18」、「35」、「76」というように2桁の番号が付いていて、20番代は赤系、50番代は緑系、というふうにまず大きく分かれている。1の位の数字はさらに細かい区別で、同じオレンジ系でも35と33は色味がちがう。というふうな仕組みになっている。

ところが、アゴラでフィルターを仕舞っている蛇腹ファイルには、仕切りごとに「3」とか「7」とか1桁の数字しか書いてない。私はいままでそれを「○○系」を表す、10の位の数字だと思ってた。「オレンジ系はここにまとめて入れる」みたいな。でも1つの仕切りに青系も黄系もなんもかんも入っているので、わけがわからず、なかなか指定のフィルターを探し出せなかった。

きょうのバラシのときに教えてもらってようやく理解したんだけど、これは10の位ではなく1の位の数字を表していた! つまり「67」のフィルターがほしいときは、「7」の仕切りの中から60番代(青)っぽいのを探せばいい――というシステムだったわけ。なるほどなー。

おおざっぱに「赤系」「オレンジ系」とかってわかれている中から欲しい色味のものを見つけるより、赤も青も紫も黄色もあるなかから、紫なら紫っぽいもの(1種類しか入っていないはず)を探し出すほうが、たしかに手っとり早いよね。なんでそのことに気づかなかったんだろう。「まず大ざっぱに分けて」からその中を「さらに細分化する」という考え方の枠組みにがんじがらめになっていたよ、私は。番号から目的のフィルターを見つけやすいようなシステムになってるはず、というところから考えればよかったんだね。

とはいえ、知らない人や初心者にとっては、なかなか自力で気づきにくいシステムではあると思う。次わたしがだれかに教えてあげる立場になったら、「このファイルにフィルターが入っているので、ここから探してください」とだけじゃなく、どういうシステムで仕分けされてるかということも説明するようにしたい。


10/08/2006(日)

きのう日記を書いたあと、エンタープライズ2本見て、たしか午前7時すぎ就寝。午後2時にめざましかけたけど、2時半まで寝た。

アゴラで高校演劇観劇後、友と2時間くらい話す。別に、高校演劇の話をしたわけではなくて。大勢で話すのも楽しいけど、サシでじっくり話すのもいい。

夜、飲み会があって、終わって帰ろうとしたら他から「マチコさん!」と呼ぶ声が。実は近くの席で別の知り合いの飲み会が進行中でした。私1人そちらにスライドしてさらに飲む。ぜひお知り合いになりたいと思いながらこないだはじめて会ったときに自己紹介できなかったかたと、ぜひお知り合いになりたくてこないだとうとう自己紹介したけど見た感じアナタもう私のこと忘れてますね?というかたのいる飲み会。なので、浮かれて、終電近くまで。


10/07/2006(土)

ゆうべ夜半に帰宅して、たしか割とすぐに寝たんだけど、午前3時とか5時とかに起きちゃって、結局仕事したりしてたら昼の12時過ぎちゃって、それから寝たもんだから、起きたのが午後5時とか。なんかもう、どこからどこまでが1日なのかよくわからない。

そこからまた仕事したりなんだりして、いま午前3時。あと3本あるけど、それは寝て起きてからやろう。1920年代のアニメのクオリティの高さにビックリしてます。まぁ現在のアニメがどんだけすごいか私が知らないせいもあるかもしれないけどね。

ところで。家に籠もって仕事してること自体はぜんぜん平気なんだけど、家に籠もっていたっていろんな情報その他は入ってくるわけで、そういうのに対する感想とかちょっとしたむかつきとか、逆にこんな可笑しいことがあったとか、そういうのを共有する家族がいま不在な上に家から一歩も出てなくて他の人にもぜんぜん会わないから、そういうなんか、一言でいったら「うっぷん」かしら?そういうのがたまっちゃいがちだから、気をつけよう。溜め込んで真っ黒などろどろしたなにかとかになっちゃったら困るからね。


10/06/2006(金)

午前中何度か目がさめながら、結局出掛けるギリギリの時間(13時すぎ)まで寝てしまう。

マチネは七里ガ浜オールスターズ『双魚』を観劇。はじめて見た劇団。きっちり演出されている、という感じがあって、私は好きだった。滞空時間の短い役を「日替わりゲスト」が演じる、というやり方も、うまいなぁと思った。

ソワレは文学座有志による自主企画公演『裸足』を観劇。


10/05/2006(木)

アゴラで照明の仕込みと舞台の仕込みの仕事。3日間ひとりで家にこもっていた後なので、人と会って話すのが、なんでもかんでも楽しかった。仕事の後は、友と飲んだ。また飲もうね。

ゆうべは結局午前3時頃起き出して衣服の夏物と冬物の入れかえをしたりして(その後寝ることは寝たけれど)、きょうは寝不足で朝から出掛けていった。それで1日仕事して、飲んで、夜中過ぎに帰ってきたのだが、久しぶりに人々に会って興奮しているのか、眠くない。ここで眠れれば、一挙に昼夜逆転解消なのだが……。ま、横になってみることにする。02:17


10/04/2006(水)

エディー・バウアーのロングのダッフルコートを買おうか買うまいか迷っている。以前持っていて、とても重宝したんだけど、すり切れてきて裏地もワカメみたいになっちゃったから捨てたんだ。スカートのときとか便利なんだよね、ロングコート。

ときどき自分の名前でウェブ検索をかけてみるんだけど、こないだ死去のお知らせが出てきてビックリした。もちろん同姓同名の別の人なんだけど。まぁ、よくある名前だから。

きょうまで昼夜逆転を続けてきたけれど、明日は朝から出掛ける仕事がある。眠れても眠れなくてもいいから、そろそろ布団に入ってごろごろしていようかと思う、12時少し前。あ、でもなんか雑誌買ってこようかな(だからそんなことしてるから眠れないんだって……)。


10/03/2006(火)

「家庭画報」11月号を書店で見つけ、『泣き虫 ハァちゃん』を立ち読み。河合隼雄さんが「病気療養中」との説明書きにビックリ。帰宅してネット検索し、だいたいのことを知る。

きょうは翻訳の仕事はしないで、部屋を片づけている。なかなか片づかない。

1日の日記のむっちりのことだけど、「好きだった、おもしろかった、楽しんだ」ということを前提にして書いたんだけど、前提っても心の中で思ってただけなんで、「ちゃち」とかも誉め言葉だったんだけどわかりにくいと思って加筆(「すごい好き。」の部分)。涙が出たのは、エレクトリカルパレードのとこ。


10/02/2006(月)
注意:エンタープライズ Similitude(ライサリア砂漠昆虫)のネタバレがあります。

いま、昔の映画の台詞を聞き取って英語を書き起こしてそれを翻訳するという仕事をやってるんだけど、すんごい昔のだから音が聞き取りにくいし、しゃべってる口元が映ればまだいいけどそういうときばっかじゃないし、アニメなんかで声をつくってるのなんかもうぜんぜん聞き取れない。あと、知ってる構文とか、予測のつく内容だったら、耳で聞こえないところを頭でおぎなっていけるけど、コンテクストから想像のつかないものはまったくお手上げで、「アーザフライガー」としか聞こえないこの文は、本当はなんと言ってるんだろうか。

気分転換に、エンタープライズ第3シーズンのSimilitudeを見る。ティーザー(タイトルが出る前の、問題提示に当たる部分)を見て、あぁはいはいまた時間物かよとちょっとうんざりしながら見始めたら、まったく期待を裏切られた。まぁ目新しい話ではなかったけれど(TNGのディアナの「息子」の話、VGRの新しいボーグの話などと、基本的に同じだよね?)、ストーリーをどう進めてどう見せるかというところがあいかわらずすごいうまいと思った。シムの成長具合を何人もの俳優を使って見せていくわけだけど、成人一歩手前のとこであのブルーグレーのつなぎを着せておいて、成人したシム(つまりタッカーと同じ俳優が演じる)が次のその同じつなぎを着て現れる、とかね。うまい。それと、コナー・トリニアーがこんなにうまい俳優だというのにも、はじめて気づいた。


10/01/2006(日)

午前8時少し前、いえの人が青年団のヨーロッパツアーに出掛けていった。私はあいかわらず昼夜逆転中なので、ゆうべから寝ないままで見送る。その後もまだまだ眠れなくて、カップヌードルを食べて、昼近くに寝た。夕方目覚まし時計で起きて、アトリエヘリコプターにむっちりみえっぱりの公演を見に行った。

実は、むっちりみえっぱりを見るのははじめて。すごい好き。ちゃちできれいなオープニング、うってかわって「ちゃぶだい」的な本編。本人たちが可笑しがってやってるのか真面目なのか見ていて見極めのつかない感じが、20年近く前に見ていた東京乾電池の公演とどこか似ている気がした。終わり近くのあるシーンで、感動して涙が出た。

翻訳の仕事、1本一応納品。


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