「もうちょっとだけど誕生日には間に合わなそう…」
となり、あと1年待つのはやだなーと思って、ちょっとずるっこですけど、キルティングがまだ全部終わらないまま最後の仕上げ(縁取り布を付ける)をして、
「お誕生日おめでとう。…実はまだできあがってないので、返してね」
そして、でも、そのあと何日かで仕上げました。
全体に落としキルト(布と布を縫い合わせたところのすぐ脇にキルティングをする)をし、緑の布の面積の広いところは、段染め糸(色がグラデーションになってかわっていく)を使ってmeandering(交差しない、とがったカドのない一本の曲線で空間を埋める)キルトをしました(→キルティングの詳細)。段染め糸が、針に通しにくいうえに、すぐに、けばけばになったり細くなって切れたりするので、はかどらなくて困りました。糸通し(スレダー)とワックス(糸にこすりつけて塗りつける)を導入したら、ウソのように作業が進みました。便利な道具は使うべし、です。
meanderingした部分のキルティングデザインは、Qilting Makes the Quilt(Lee Cleland著、That Patchwork Place刊、ISBN: 1-56477-075-3)P. 42を参照しました。さっき挙げた2つのルール、つまり、
- 線と線が交差しない
- とがったカドを作らない
(2002年4月)