現在、『川と出会い』の公演中ですが、次の仕事である『平田オリザ演劇展』の仕込みが、来週頭に迫っています。『川と出会い』の最終日の翌々日が小屋入り・仕込みです。
『川と出会い』の公演中も、『平田オリザ演劇展』のプランを少しずつ進めています。もうほぼプランはできたんですが、最終段階の機材の振り分けが、まだ少し迷っています。『平田オリザ演劇展』は、大きくわけて6演目あって、その内、2つは全く重ならない=「さようなら」が完全に終わってから「銀河鉄道の夜(リーディング)」の公演があるので、この2演目の機材を使い回そうと考えています。そのためには使い回しに適した、汎用性の高い機材をそこに持ってこないといけない。おまけに、「銀河鉄道の夜」は、稽古がまだ、ろくに始まってもいないので、別バージョン(フランス公演)のビデオを頼りにプランを考えないといけない。その他の演目も、稽古が「川と出会い」の公演と重なってしまって、ろくに見に行けない。だからある程度は勘でプランをして、現場で細かい調整、ということになる。
なかなか難しいところです。
16日から春風舎に小屋入りして、
青年団若手自主企画 vol.49 ブライアリー企画
『川と出会い』
の照明を作っています。もうだいたい作り込みは済んで、今日がゲネ、明日が初日です。僕が自分で本番オペレートもします。
出演者が、経歴や性格や国籍がバラバラで、なかなか面白い現場です。
基本的にダンス公演ですが、テキスト(せりふ)も使ってるし、映像が流れたりもするので、ダンスを見慣れてない僕にも見やすいです。上演時間は現在の所、1時間15分ぐらいの見込み。
春風舎を、ちょっと変わった使い方をしています。舞台・客席を90度回した形で、横長に使っています。
照明は、春風舎にあるDF×20台、T-1×9台の、計29台だけで作りました。あ、T-1が1台余ったので28台ですね。少ない機材で頑張ったのは別に節電とは関係ありません。まあぶっちゃけ、外から機材を持ち込む予算が無いからですね。でも、春風舎で公演する時、他の人はわりとゴテゴテと持ち込む人が多いんですが、本当はそんな持ち込む必要は無いんじゃね? っていう、僕からの問題提起というか、挑戦というか、「持ち込まなくてもここまで出来る」っていう僕自身のプレゼンというか、そんな意味もあっての「持ち込み無し」です。
青年団若手自主企画 vol.49 ブライアリー企画
『川と出会い』
於:アトリエ春風舎(東京メトロ有楽町線/副都心線「小竹向原」駅より歩3分)
4月20日(水)~23日(土)
20と21日=19:30のみ、22日と23日=15:00と19:30
予約¥1,800、当日¥2,000
チケットまだまだあります。すいてます。お気軽にご来場下さい。
照明卓(最後列の一番端)の所にいるのが僕ですので、ご来場の際は是非お声がけ下さい。