これから、不定期連載の形でDoctor-MXの解説(というか、僕個人がどのような使い方をしているか)を書いていきたいと思う。最初は画面のキャプチャ等が入ったわかりやすいものをやろうとも考えたのだが、一回の執筆作業を面倒なものにしてしまうと、連載自体が面倒になって続かなくなる恐れがあるので、あくまで文字だけで書くことにした。なので、読む方は、お手元のDoctor-MXアプリの動作を参照しながら読んでいただきたい。
(Doctor-MXについては、http://www.kuwatec.co.jp/doctormx/ を参照)
僕がDoctor-MXを使用する際は、原則として入力側に12chの簡易卓、LitePuter の CX-1203 を接続している。ただし、その代わりとなる卓が劇場にある場合は、劇場のものを入力卓として使用する。
入力側につないだ卓は、「サブマスター」あるいは「段マスター」的に使用する。具体的には、Doctor-MXの「コンソール」のマスターを外部卓のフェーダーで操作できるようにする。
そのためには、Doctor-MXの「コンソール」の「マスター」に、使っていない大きいチャンネル(500番台など)を割り当てる。マスターにチャンネル番号を振るには、「コンソール」ウィンドウで、メニューの[コンソール(C)]→[スライダ(L)]→[チャンネル(C)...]によって行なう。たとえば、「コンソール #1」のマスターを、チャンネル501に設定したとする。
そのマスターを外部卓で操作するために、Doctor-MXの「流れ図」の最初に「パッチ」を置き、そこで「ch.1→ch.501」とパッチする。そうすることで、外部卓のch.1が、「コンソール #1」のマスターとして機能する。
僕の場合、「コンソール」を12面開いて、それらのマスターをch.501~512に設定し、一方、流れ図の最初に「パッチ」を置いてそこでch.1~12をch.501~512にそれぞれパッチするようにしている。そうすることで、外部卓の12本のフェーダーが、Doctor-MXの「コンソール #1」~「コンソール #12」のマスターとして機能する。
しかし、「コンソール」を12面開き、それらのマスターのチャンネル設定をし、パッチをし、というのは手間も時間もかかる作業なので、現場ではやっていられない。だから、それらをすべて済ませた状態を、「12ch標準」という名前のキューシートとして保存している。そのキューシートを開けば、いつでもどこでも一発で12段プリセットの卓がDoctor-MX上に出来るというわけだ。
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